マインドフルネス瞑想について
復職して4日目。頑張らないということがこれほど難しいとは思わなかったです。
どうしても周りの人を見ると、「自分ももっとやらなくては」という気になってしまいます。しかし、「今は頑張ってはいけない」という思考もあるという、思考と感情がバラバラな状態で思いのほか精神的に辛いです。
「他人と自分を比べてもいいことはない。比べるのは過去の自分とだ。」そういうことを教えられて分かっているつもりだったのですが、やはり他人と自分を比べて自分の至らなさを恥じ、自分はなにがしたいのか、どうしたいのか、どうあるべきなのか、どうなりたいのか、答えの出ない問いをグルグルと考えてしまいます。
こういう考え方を「することモード」というのですが、この考え方ではいずれストレスフルになり、病気が再発する可能性が高いといわれています。
実際すでに、私自身、復職当日に比べて今のほうが暗く考え込んでいる顔をしていると心配されました。
この「することモード」から抜け出すために、「今に集中する」、「今の自分をありのままに受け止める」ということが必要になります。これを「あることモード」と言います。
そのための手段としてマインドフルネス瞑想があります。近年、メジャーになりつつあるこのマインドフルネス瞑想、色々とやり方はあるのですが、最も簡単なやり方は、静かな場所で椅子に深く座り、呼吸に意識を集中することです。この「何もしない状態、ただそこにいる状態」にすることが重要です。
しばらくすると、色々な考えや心配事が次々と頭に浮かんできますが、それに反応せず、「あ~今こんなこと考えているな~」とか「呼吸に集中していないな」ということに気づき、ゆっくりとまた呼吸に意識を戻していきます。
この「気づくこと」が重要で、気づきを得られるだけでマインドフルネスな状態になっていると言ってもいいかもしれません。
毎日やっていると、「することモード」になっている自分にすぐに気づくことができ、「あることモード」への切り替えができるようになると言われていますが、私はまだそこまでの境地には達していません。
時間は5分程度でもいいので、ちょっとした空き時間にマインドフルネス瞑想をやってみられてはいかがでしょうか?
「することモード」から「あることモード」への転換がストレスフルな状態を楽にしてくれる。そのためにマインドフルネス瞑想をやってみましょう。