昨今の品質問題について思うこと
どうも。復職ほやほやのやぶやぶです。
最近にわかに品質問題が話題になってますね。日産の完成車検査員しかり、神戸製鋼のデータ改ざんしかり。
こういった品質問題って、一つ出れば芋づる式にボロボロ出てくるんですが、ある時ピタッと止まる(報道されないだけなのかもしれませんが)。
で、何年かするとまたボロボロ出てくる。
こういうサイクルを繰り返している気がするわけですが、ではなぜ、「繰り返される」んでしょうか?
思うに、日本の品物って過剰品質なところがあるのではないでしょうか?ここでいう過剰品質とは、「価格に見合わない高い品質」ということで、その部品を発注するメーカーが、製造者に対して厳しいコスト削減を求めるわりに、品質は落とすなという、二律相反なことを要求していることが原因の一つのような気がします。
コストを下げるということは、品質もそれに見合ったものに下がる、いわゆる「安かろう悪かろう」になることは大人なら誰でも解ること。100均ショップで買うものに、高い品質を求めている人はいないのと同じです。
日産の場合は、国を欺いたということで弁解の余地はありませんね。以前、三菱自動車もリコール隠しをやって大問題になったことがありましたから、自動車業界、大なり小なりこういうことはあるのかもしれません。
こういった品質問題について明るみに出ると、「日本のモノづくり」の誇りが汚されているような感じがして非常に残念な気分になります。
製造する側も、発注側も、お互いの利益のことだけを考えるのではなく、「日本のモノづくりの素晴らしさ」という観点を持って、ビジネスをして欲しいと思います。