明日への挑戦

現状の自分に甘んじることなく、日々成長のため精進していく、自分を変えていく、そんな何かの役に立てればと思います。

精神的に追いつめられると視野が狭くなる

どうも。復職ほやほやのやぶやぶです。

 

今日のニュースで「某電機メーカーの新入社員が自殺した件で、両親が告訴」っていう話題をやっていました。

 

報道によると、職場でのいじめや嫌がらせが長期間続いていたということだそうです。本当に気の毒なことだと思いますが、「そんな職場なら辞めればいいのに」とか「死ぬぐらいなら辞めることなんて簡単なはず」なんて第三者の意見があるようです。

 

と・こ・ろ・が、当の本人にとって、精神的に追い詰められている時ってそういう選択肢が眼中に入らないくらいに視野が狭くなっているものなのです。

 

私もうつ病で休職する前、社内の色々な人から「大丈夫か?」と心配の声をかけてもらいました。「辛かったら休めばいいし、辞めることも考えたほうがいいよ、まだ若いんだから」とアドバイスしてくれる人もいました。

 

しかし、私自身、その時は「休むこと」や「辞めること」なんて頭の中にはなく、ただひたすらに仕事に打ち込む、休まずに必死で頑張ることで乗り切ることしか考えていませんでした。

 

さすがに、あまりのひどさに上司が「病院に行ってこい」と言ってくれたので、うつ病だとわかりましたが、診察を受けるまで自分がうつ病であることすらわかっていませんでした。

 

精神的に追いつめられると、それくらい視野が狭くなり、行動が硬直化してくるものなんです。

 

今回の方もおそらく追い詰められて視野が狭くなり、職場の人間関係が良くなかった(これは会社側の責任かもしれませんが)ために何らのアドバイスももらえず、最終的に「死」という選択をしたのかもしれません。

 

去年の大手広告代理店の時もそうでしたが、本当に自分のことを理解してくれる人(対人関係では「重要な他者」と言います)がそばにいて、的確なアドバイスをしてくれる環境を整えておくということがすごく重要だなと改めて思いました。

 

自分のことを一番理解してくれている人は両親(自分自身は除外)ですが、親元を離れて一人暮らしをしていると、そういう人を会社の中で作ることに自然となると思います。

 

「ただの会社の同僚」から「重要な他者」を作るには、やはり日頃からのコミュニケーションが欠かせません。

 

コミュニケーションなんてどうやれば・・・と思う方。別に難しく考えなくていいんです。まずは挨拶から始めれば。そのうち雑談をするようになり、腹を割った話ができる仲になっていきます。

 

最後に、今回自殺された方のご冥福を祈るとともに、この記事が、今、精神的に追いつめられている方への何かのお役に立てればと思ってやみません。